ひとりの方に本当に喜んでもらえること。
それが、著作権をインフラ化する最短の道
高槻AIステーションと著作権。
たどり着けるところは、
著作権をインフラ化すること
です。
インフラとは、水道、電気、道路のように、社会を支える土台です。
私は、これからの時代、その土台の一つに「著作権」があるべきと考えています。
ただし、それは一部の作家や音楽家、映像制作者だけの著作権ではありません。
一人ひとりの人生が作品になり、その人自身の物語が未来へ残っていく。
そのための著作権です。
私が考えている著作権のインフラ化とは、多くの人から評価される作品を作ることではありません。
SNSでたくさんの「いいね」を集めることでもありません。
本当に大切なのは、
ひとりの方に、本当に喜んでもらえる著作物を作ること。
一人のための著作物
その人の人生を丁寧に聞き、その人だけの物語を作り、その人が心から喜んでくれる文字を残す。
たったひとりのための著作権を生み出す。
私はそれこそが、著作権のインフラ化へ向かう、最短の道だと考えています。
その第一歩として、これから始めるのが、
町を作った人たちの放送局
です。
約60年前、この町は誕生しました。
高槻市の資料にも残る寿町、栄町をはじめ、この町で育ち、暮らし、働き、子どもを育て、地域を支えてきた人たちがいます。
歴史の本には大きく残らないかもしれません。
しかし、その人たちがいたから、この町はできました。
町を作ったのは、建物ではありません。
人です。
だから私たちは、人を残します。
一人ずつ話を聞きます。
一人ずつ記録します。
一人ずつ小説にします。
小説として、音声として、映像として、PDFとして、未来へ届けます。
AIは主役ではありません。
主役は、その町で生きてきた一人ひとりです。
AIをこの時代に最大限利用する。
この考え方の原点には、私自身の放送時代の経験があります。
私は、ラジオのディレクター、DJ、プロデューサーとして、人が集まり、地域が動き、文化が生まれる現場を見てきました。
中でも、九州のイベンターが参加し、全国の放送関係者にも大きな衝撃を与えた出来事は、今の構想の大きな参考になっています。
その経験を通して、私は感じました。
人が本当に動くのは、仕組みだけではありません。
お金だけでもありません。
人の想いが形になり、ストーリーとして共有されたとき、人は動きます。
本当に一人の方に喜んでもらうこと。
それは、私のラジオの番組制作のスタイルでした。
そしてそのスタイルは、実際に番組として形になり、多くの方に届く結果にもつながってきました。
だからこそ、この企画は、表面的に仕組みだけを真似ても成立しません。
これまでにも、多くの方がこの企画の形を知ろうとしてこられました。
しかし、本当に大切なのは、方法ではありません。
目の前のひとりの方に、本当に喜んでもらうことです。
人の話を聞き、心を受け取り、作品として残し、その方が本当に喜んでくださるところまで責任を持つ。
そこまで含めて、はじめて成立する内容です。
誰かを利用したり、誰かを陥れたり、企画だけを奪おうとしたりするような姿勢では、この活動は決して続きません。
この取り組みは、人を傷つけるためのものではありません。
人を残すためのものです。
人に喜んでもらうためのものです。
だからこそ、私たちはこの企画を、丁寧に、誠実に、そして簡単には真似できない形で育てていきます。
その考え方を、AIと5Gの時代に合わせて形にできる環境が、すでに整いました。
これまでは、多くの人に届けることが価値だと考えられてきました。
しかし、これからは違います。
一人の人を、どれだけ喜ばせることができるか。
その価値が、これからの時代にはもっとも大切になります。
「いいね」をたくさん集める時代から、一人の人生を丁寧に残す時代へ。
その一人が本当に喜んでくれる形・著作物を作る。
その作品が家族へ受け継がれる。
地域へ広がる。
社会の財産になる。
その積み重ねが、日本中に広がれば、著作権は特別な人だけのものではなくなります。
誰もが自分の人生を未来へ残すための、社会の土台に近づいていきます。
それが、私の考える著作権のインフラ化です。
そして今、それができる世の中になりました。
高速通信、クラウド、AI、そして5G。
5Gの本当の価値は、通信速度が速くなったことだけではありません。
一人の感動を、社会につなげられる時代になったことです。
だから私は、この町から始めます。
町を作った人たちの放送局。
この取り組みが社会に広がり、全国の町で「人の記憶を放っておかない」流れが生まれれば、近い未来、著作権のインフラ化は十分な可能性があります。
最初の一歩は、たったひとりです。
たったひとりの方が、本当に喜んでくれること。
そこからすべてが始まります。
それが、高槻AIステーションを作った本当の目的です。
まずは、寿栄地区から始めます。
「町を作った人たちの放送局」は、寿栄地区で暮らしてきたすべての方、ここで育ち、今は外におられるすべての方にも喜んでいただける作品にしていきます。
この町で生まれた記憶。
この町で育った時間。
この町を離れても、心のどこかに残っている風景。
それらを丁寧に集め、長い長い一つの作品として残し続けていきます。
たったひとりの方に本当に喜んでもらえる著作物を作る。
その積み重ねが、寿栄地区全体の記憶となり、やがて全国へ広がっていく。
そこから、著作権をインフラ化する未来へつなげていきます。
これが、高槻AIステーションが「町を作った人たちの放送局」を小説として始める理由です。
森川 泰三
