番組と権利 _002

私の担当する番組は、強かった。

強くて当たり前、
人気番組で当たり前、

──ここが、実はいちばんの問題でした。

問題は
**「番組を作る経験値」**です。

大阪、福岡、愛知、東京。
それぞれの街で、番組はゼロから始まります。

最初から関わるスタッフもいれば、
人気番組になってから参加するスタッフもいます。

人気が出ると、どうなるか。

みんな、調子に乗るんです。
……トホホ、です。


本当の問題はここからです

一番の問題は、

止まるんですよ。
思考と、アイデアが。

しかもそのアイデアは、
「人気にあやかった内容」になっていく。


何もない場所から始めるということ

新しい街、新しい土地に行くとき、
最初は本当に何もありません。

頼るものがない。
すがるものもない。

だからこそ、
必死で考える。磨く。話す。

そのチームから生まれるアイデアは、
常にピカピカの💡アイデア💡になります。

そしてその魅力が、
また人を呼び寄せる。


スポンサーが現れても、変わらないもの

人が集まると、
今度はスポンサーが現れます。

でも、
アメちゃんが増えるわけじゃない。
アメちゃんの量は、ずっと同じ。

だから私は、
「人の笑顔・笑い声を作ること」
だけを追いかけてこられました。


時代は変わった

今は、
個人がお金を払ってCMを消す時代です。

私はずっと待っていました。

この流れと、5Gと、ビッグデータの時代を。

「提供」「スポンサー」という概念を、
根本から変えられるタイミングを。


街が、アイデアを提供する時代へ

街全体が、

  • お年を召された方へ
  • 子どもたちへ
  • 学生へ

アイデアを提供する側になる。

AIにとって最も必要なのは、
一次情報です。

お年寄りの方々が持つ、
街を作ってきたリアルなエピソード。

それを“聴くこと”そのものが、
最も新しく、最も正確な一次情報になります。

そこに、
子ども・学生・若者の成長記録が重なる。


私は今年、60歳になります

でも、
💡アイデア💡は、まだ真新しい。
……らしいです。たぶん。

先日、ベテランの放送マンに
こう言われました。

「相変わらず、さすが、日本代表のラジオマンね」


私がやるべきこと

私ができるのは、

  • 通信に関する後進の教育
  • その手法を伝えること
  • 継続させ、発展させること

もし、新しいラジオが、

お年を召された方・子ども・学生に特化した
わかりやすいAIシステムとして形になれば、

それは、
世界で最もやさしいAIになります。


それが、新しいラジオの「チームの権利」

これは、
テクノロジーの話ではありません。

チームの話です。
街の話です。
人の話です。

それが、
新しい形のラジオの
チームの権利だと、私は思っています。

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